黒崎播磨株式会社 超低熱セラミックス・NEXCERA

校正基準球

NEXCERAの形状安定性を利用した測定機器校正用基準器です。

校正基準球
球径Φ12.7 mm ~Φ24.5mm
真球度< 3 m
材質NEXCERATM ceramics
熱膨張係数±0.03 x 10-6/ (20℃ )
密度2.5 g/cm3
硬度800 HV
球径Φ1/8inch( 3.175mm)Φ15/16inch( 23.813mm) 
真球度< 0. 25 m
材質Silicon nitride ceramics
熱膨張係数1.3 x 10-6/ 20℃
密度3.2 g/cm3
硬度>1300 HV

ホールプレート

ホールプレート

NEXCERATM ホールプレートは三次元座標測定機(CMM)の誤差修正および経年変化修正をする校正用ツールです。NEXCERATM で作られたホールプレートには基準孔が等ピッチで並んでいます。この孔は真円度・円筒度・平行度等が高精度に加工されています。これらを計測する事により短時間でCMMを校正することが可能です。

室温でゼロ熱膨張(20℃)

室温領域20℃でゼロ熱膨張のNEXCERAセラミックスを使用しています。温度による寸法変化が小さいため校正対象となるCMMの環境温度にプレート温度を合わせる温度慣らし時間を削減できます。

高い経年安定性・高い熱的安定性

ゼロ熱膨張セラミックスNEXCERAは数年間に渡る素材安定性の検証の結果、従来のゼロ膨張ガラスやインバー合金のような寸法の経年収縮・膨張が認められず、ホールプレート製作時寸法が維持れます。 また、輸出時等の熱変動を受けても元の寸法に正確に戻ります。

軽量・高剛性

ゼロ膨張ガラスの1.5倍の剛性と強度を持ち、比重は鉄の1/3でアルミニウムよりも軽量です。このため、姿勢を変化させた際の穴間の寸法変化がありません。また、軽量であるためハンドリングが容易であり、強度が高いため取扱いに神経質にならずに済みます。

校正

ホールプレートの穴位置は(独)産業総合技術研究所/計測標準総合センター殿にて精密に校正されており、国家標準にトレーサブルです。

材質NEXCERA TM
熱膨張係数±0.03 x 10-6/K
密度2.5 g/cm3
剛性130 GPa
硬度800 HV
穴径Φ20㎜
真円度<1μm
円筒度<2μm
円筒面粗さRa<0.05μm

黒崎播磨社 NEXCERAの特徴

NEXCERAはコーディエライトをベースとした超低熱膨張セラミックスです。室温付近でほぼゼロ膨張を示し、経年安定性が高いことから、測定分野での基準器や測定機器のベース部材として利用されています。

ゼロ熱膨張

室温付近でほぼゼロ膨張となります。

高い経年安定性・熱的安定性

経年的に寸法変化せず、温度変化に対する寸法の再現性が極めて良好です。

複雑形状

  • 焼成前加工により、ニアネット焼成が可能です。
  • ロウ材を用いない拡散接合が可能です。
  • ニアネット焼成と拡散接合により、安価にボックス構造体を形成することが可能です。

軽量・高剛性

比重2.5, 剛性140GPa。アルミ合金より軽量で、2倍の剛性値を持ちます。

精密鏡面研磨が可能

ポアレス材料のため、ラップやポリッシングにより鏡面に仕上げることが可能です。

その他

金属ブッシュ(ステンレスインバー製)を使ったネジ穴加工が可能です。
錆びない。非磁性。

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